どんな本?
ざっくりいうと広く浅くではなく、狭く深くで質を高めようという内容です。選ぶ・捨てる・手放す・削るのような言葉がキーワードです。
それを実現するために主に以下のような力が必要になると述べられています。
不要なことを断る技術
不本意に引き受けるなら断る方が長期的に見て良い、本当に必要なことのみ引き受けるべきだと述べられている。不要なことを断れと言っても難しいが、上手な断り方についても紹介されている。
いらないことを捨てる技術
そのためにも損切り、境界線の引き方が重要になる。絶対にイエスだと言い切れないならノーだ、今それがなければお金を出して(時間を割いて)手に入れるだろうか?などと基準を厳しくするなど方法についても書かれている。
トレードオフを受け入れる・本質的なことを選ぶ力
何かを選ぶということは何かを捨てることだと受け入れる。もちろん情報の本質の掴み方についても説明されています。選ぶ力を発揮するには余裕をもつことや睡眠・孤独でいる時間・遊びなども重要と述べられている。
自己啓発本にありがちな抽象的すぎる内容という訳ではなく、それぞれ実現するための方法や根拠についてもある程度具体的に書かれています。
個人的な感想
私は情報科学系の技術が好きでなんでもできるようになろうと思って色んな技術に手を出した結果、詳しいと言えるような技術が一つもできなかったのでトレードオフを受け入れて軸となる技術を選択しなきゃな〜と感じました。